なかなか面白い。
基本的に本書の内容は
その通り・・・という感じだが、
こうした内容を人に伝えようとした時
どうしても感覚的な表現や
センスの有る無しの話にしてしまう。
:
本書では「論理思考」だけでなく
「マーケット感覚」
= 価値を認識する能力
が重要だとしている。
つまりは”市場と向き合う”ということ。
まあビジネスの観点だと
当たり前と言えば当たり前だが…
(机上論だけではないということ)
:
市場の力、変化が
不要な規制を排除し、
新たな価値観の世界を創る。
マーケット感覚を持つことで
市場の変化を読み取り、
そして変化を恐れず
自身も変化していけるということ。
そして本書に書かれている
”変わる”ことを拒否するモノは
”替えられてしまう”
まさに人も企業も同じだよね。。。
マーケット感覚を身につけよう
「これから何が売れるのか?」
わかる人になる5つの方法
パーソナルデータを企業中心の世界から
実際データを生み出している
消費者中心の世界への
パラダイムシフトを促している内容。
パーソナルデータを価値あるものと定義し、
消費者中心というところがポイント。
実際欧米は進んでいる。
企業と消費者間の
パワーバランスの適正化や
様々のデータを消費者が
自ら読み込んで再利用できる
データフォーマットの統一化など
政府の後押しもありながら
進められている。
消費者がパーソナルデータを
コントロールするサービスや
新たなマーケットなどは確かに面白い。
パーソナルデータによる
新たな経済圏、
ポイントサービスなどに
パーソナルデータを提供することへの
抵抗感が薄れていく中、
データは自身の資産とし、
また自らの意思によって
コントロールする。
そうした意思を持つためにも
我々の価値変化、
そのためのプラットフォームが必要。
ビジネスチャンスのひとつで
あることには間違いない。。。
パーソナルデータの衝撃
一生を丸裸にされる「情報経済」が始まった
続「仕組みづくり」素敵です。。。
著者の本は「教える技術」以来。
:
行動科学の視点で
いつ、誰がやっても効果がある
仕組みについて書かれている。
いわゆる「できない人」を
「できる人」に変えるには
パーソナリティを変える
精神的アプローチをする
ではなく「やり方」を習得させ、
「継続させる」ための仕組み作りが
重要としている。
行動マネジメント基礎の
「MORSの法則」を活用し、
M=Measured(計測=数えることができる)
O=Observable(見ること、聞くことができる)
R=Reliable(同意、信頼できる)
S=Specific(明確である)
行動に具体性を持たせること、
そして自発的に行動(仕事)をする
ための仕組みなどについて書かれている。
納得すること多し。
当社でも抽象的な
仕事のオーダーはNGとしている。
タスクを分解し、
具体的に品質・納期を明確にして
仕事の指示をするようにしている。
最近あらためて思う。
良い会社には優秀な人財がいる・・・
ではなく、
良い仕組みがあるから良い人財に育つ・・・
そうした仕組み(スパイラル)を
繰り返し実践しているのだと。。。
会社の目標を絶対に達成する
「仕組み」の作り方
先日のブログで技術進化に伴い
各市場がシームレスになる…と書いたが、
本書は異業種競争の中で
競争のルールを破壊している企業の
戦い方にフォーカスしている。
そしてこうした業界のルールを
変えてしまうプレーヤーを
『ゲーム・チェンジャー』
と呼んでいる。
更にこうした戦い方を
・秩序破壊型
・市場創造型
・ビジネス創造型
・プロセス破壊型
4つの型で分類し、
それぞれの戦略について
事例を交え分かり易く説明している。
当社のようなSI会社がいわゆる
従来の開発の提供ではなく、
顧客目線で事業性のあるサービス
を考えていく上で参考になる。
シンプルに、ただただ実直に
顧客の立場、視点で物事を
見てみることが重要。
SI市場というある意味成熟市場の中で
新たなチャンスを見つけ出すためのヒントになる。
潜在的なニーズを見つけ出す・・・
まさに差別化を創り出す第一歩である。
ゲーム・チェンジャーの競争戦略
ルール、相手、土俵を変える
第9回ProjectCanvas
テーマは
「伝える力と翻訳力」
講師は入社3年目のAさん、
講義のゴールは
・日常の「伝える」ことへの意識を高める。
・今日の講義の話を「翻訳」できる。
こと。
講師のAさんが新入社員の時に受けた講義を
まさに今日は「伝える」「翻訳」する立場に。
伝える力
・内容を正しく聞き手に伝える(聴く力)
・テクニック
翻訳力
・伝えることの上位概念
・自分の言葉に置き換え、伝え方を工夫する
(選択力、理解力)
:
翻訳し、伝えることによって
元の情報ソースが薄まるのではなく
感情移入によって逆に理解度、
共感度が増すことが重要。
つまりは自身の理解力、共感力が
自らの言葉(意思)として伝わるということ。
:
Aさんの講義、素晴らしい『翻訳』でした。
忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM ~#1入門編
早速観てきたよ。
やっぱりカッコ良いね、
最高のバンドマン!
LIVE映像を観ると
実際のLIVEとのギャップに
未だに空しさを感じるけど、
あの最高のLIVEを
リアルタイムで観られて
ホント良かったと思う。
:
まあ映画の方は、
殆ど観たことある映像だったけど・・・(^^;)
ファンとしてはずっと続けて欲しいね、
こういうの。。。
「仕組みづくり」素敵です。。。
:
当社でも取り組んでいる
様々な仕組みづくり。
属人的なものを排除し、
チーム、組織として成長していく・・・
ことを目標としています。
本書を読み「まだまだだな・・・」と実感。
以前「ここは自主性を重んじて
あえて明文化は止めよう」
なんて言っていたことも
単に都合の良い解釈だったと反省。
つまり目的、ゴールが曖昧だった。
当社にあったやり方はあるものの
もっと仲間を巻き込みながら
進めていく必要がある。
勿論、大量のマニュアル、仕組みを
つくることが目的ではない。
細部にわたり効率化や育成、
文化、共通言語の浸透を
考えるともっと必然的に
明文化されていくべきものだと思う。
あらためて
『DS Benefit Style』を
構築、実践していきたいと思う。
無印良品は、仕組みが9割
仕事はシンプルにやりなさい
当社では「上司」を「常仕」と
言い換えています。
”常に仕える”という意味で。
また常に常仕としての
「立ち振る舞いが出来ているか?」
ということを相互確認する目的で
不定期ですがミーティングを設けています。
先日開催したミーティングでは、
部下とコミュニケーションを取る上で
”頻度”を重視した方が良いひと
”深さ”を重視した方が良いひと
のどちらか?
を考える、見極めることで
コミュニケーションレベルが
格段にアップする。
言い換えればメンバーを
深く知る、理解するということ。
ということを共有しました。
単にコミュニケーションを取る、
コミュニケーションを重視する・・・
ではなくメンバー毎に
どのようなコミュニケーションを
取るべきか?まで考え、
実行していくことが大切です。
:
「美しい組織」を目指します。
前回のITロードマップに続いて。
情報技術視点で書かれていたITロードマップ、
本書はICT市場視点で書かれている。
スマートデバイスやO2Oといったキーワードのもと
各市場がシームレスになってくる。
且つプレーヤーも増える。
そしてどの市場もワクワクする。
その上で当社としての強みとは何か?
どの市場、分野で勝負をしていくか?
そのための手段とは?
いろいろな考えが湧いてくる。。。
間違いなくSI会社、
そしてエンジニアは今まで以上に
市場や事業という観点が求められる。
ITナビゲーター2015年版