私が師と仰ぐ恩師の会社が２年前に民事再生を受けました。
個人でも多額の負債を抱え、支援を受けた会社からも実質
ハシゴを外され更にプライベートでも不運が重なったりと
いわゆるどん底状態となりました。
私が起業を志した時からこの恩師の背中を見て成長し、
起業後もいつか恩師を超えてやる・・・という強い想いで
頑張ってきましたが、正直この数年ある部分この恩師を
超えることが出来たかな・・・と思う時がありました。。。
そんな恩師と昨秋久しぶりにふたりで食事をした際、
愚痴ることなく、誰のせいにすることなく、そして全く
落ち込んでいる様子もなく新たな人生のスタートに期待を
膨らませているようでした。
ただひと言｢タフだ・・・｣
：
そして先日、恩師が新たなに起した事業で大きな案件が
成立したと一報が入りました。
一報をくれた知人は興奮気味に
｢あの人ハンパじゃない。凄いよ。
こんな逆境からここまで這い上がるとは・・・
なんでここまで前向きになれるんだ・・・｣と。
その時、私が以前恩師をある部分超えられたかな・・・と
思ったのは単なる会社の表面的な数字や規模だけの話
であって経営者としての器、胆力、信念が全く恩師の足元
にも及んでいないと気づきました。
まだまだ立ちはだかる壁は高いようです。
恩師の再起の嬉しさを感じると同時にあらためて恩師の
凄さにジェラシーを感じながら経営者として本当の意味
での”恩師越え”を目指して行きたいと思います。