従業者規模からみたSI

SI業界のゼネコン体質、
ピラミッド構造に関しては
このブログでも何度かテーマにしているが、
あらためてソフトウェア業の
従業者規模別データを
見てみると以下の通り。
(事業所数 約3万社)
 4人以下 41.8%
 5人~9人 18.3%
 10人~29人 22.0%
 30人~49人 7.6%
——————-
 50人~99人 6.3%
 100人~299人 3.1%
 300人~499人 0.5%
 500人以上 0.5%
50人未満が全体の9割!
ピラミッド構造ではなく、
逆T字型構造であることがわかる。
小規模、且つ属人的なスキル、
経験も勿論必要だが、
提案・開発から保守・運用、
エンジニアの育成まで鑑みると
一定の規模や仕組みがないと
実現出来ないことも多々ある。
エンジニアにとっては
組織に縛られず…かも知れないが、
ユーザー視点でのメリットは小さい。
こうした構造は多重下請け構造を
生みやすくするし、
プロジェクトを組成する上でも
責任感や技術力のばらつきなど
当業界が抱える問題とも直結する。
またプロジェクトマネージャーが
育たない要因のひとつかも知れない。
とにかく当社含め中小の会社が
ユーザーサイドから見たら
ひとつの選択肢
ならなければならない。
個々の技術力を
どうソリューション力に結びつけるか?
SI会社のトップは、
小さい会社ほど仕組みや
組織力強化が大切だということを
強く認識したい。