ストーリー
以前「良い本だよ」紹介され、ビジネス書コーナーでも
常に平積みされている本。
今一度中期的な成長政略を考える中、読んでみました。
まず、500ページ程のボリュームですが、
長さを感じず一気に楽しく読めます。
「全体で見ると合理的だが、
単体では一見して非合理である」など
戦略を考えていく中で狭義の問題ばかり
議論してしまいがちです。
全体としての目的、ストーリー性を持つ
という考えは、今期からスタートさせた
ユニット制のゴール(目的)から考えていく・・・
ということとも合致し、
また、当社のようなソリューション会社は、
「OC:組織能力戦略論」ばかりに目が行き、
「SP:ポジショニング戦略論」が弱かったりします。
その意味では当社が掲げる
「テクノロジー×マーケティング」
のテクノロジーがOCであり、
マーケティングがSPであり、
まさに当社が今このポジショニング戦略を
明確化すべく新たな戦略を必要としていました。
更にはストーリー性を持ってわくわくさせる
というのも当社が今期掲げる
「共有」、「共感」、「共創」という
キーワードとも合致し、
「なるほど!そうだ!」の連続で
私の中の戦略キーワードを整理、体系化
してくれました。
「戦略」という聞こえの良い言葉を
勘違い、そしてひとり歩きさせないためにも
ビジネスキーパーソンは必ず読んでおくべき一冊です。
ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件